代車のアルトだが

代車のアルトだが、なかなかの代物。

先ずは新車だった。
私に渡された時にはシートにビニールが被せられていて、勿論総走行距離は数キロ。

運転席と助手席のビニールは剥ぎ取ったが、後部座席は今もそのままに （＾＾；
最初に見た時は思わず友人Sちゃんに
「新車を代車に出して大丈夫？」
と尋ねてしまった。

その疑問(新車が代車)の謎は、すぐに解明した。
セダンタイプ(5ナンバー)なのに5速マニュアルミッション。

この段階で絶対に売れないのは決定、今のオートマチックミッションは出来が良いので、余程の理由が無い限りはマニュアルミッションなんて買わないのが一般的。

装備も最小限。
ドアが4枚も有るのに集中ドアロックが無い。
昔懐かしく1枚1枚ドアのロックを操作してます。
勿論、「キーレスエントリーって食べられる？」の世界です。
営業車のアルト バンでさえ電波式キーレスエントリーが標準装備なのに・・・・・・・ （＾＾；

パワーウィンドウなんて文明の利器は御座いません。
ハンドルをクルクル回して窓を開け閉めしますよ。
すげ～～ぇ懐かしいくて、最初の一瞬「このハンドルは何？」って感じでした。

ABSも無しです。

何より面食らったのはハンドリング。
ハンドルを切るとキャンバー角が変わる足回りと細いタイヤのせいか、少しハンドルを切っただけで向きを変えようとする。
＊参考：ホイール・アライメント - Wikipedia
油断すると思わぬ方向へ進もうとする。
真っ直ぐ走るのにも少々コツが必要な感じだ。
昔の車は大体こんな感じだったが・・・・・・・・最近の車にしては珍しい。

辛うじてエアコンが標準装備なのが救いと言えば、救い。
流石にエアコン無しの車では、これからの季節(冬)は呼気で室内が曇った時に辛い。
正直言って「エアコン無し」なら返品だったよ。

少々快適さが不足気味だが、小さな車体に余計な装備が無い為か意外と走る。
手足感覚で走らせるのが楽しい車だ。
勿論、自然吸気660ccエンジンでは絶対的にパワー(トルク)不足。
スピードは遅いし、ちょっとした上り坂でも失速してしまう。
ただ、狭い田舎道を小気味良く走らせると、それはそれで面白い。
久しぶりに小排気量の面白さを見直した感じかな？

今日(12/13)初めて給油した。
燃費は23km/Lだった。
すげぇ良い。
何かこの車(アルト)で良いかな？